5月のレッスンでは~My Flip Book作り~
テンション高めでパワフルな4月を終え、5月は落ち着き始めてきたみんな。新しい環境やお友達にも慣れてきましたね。子供は慣れるのが早い!
今月は、お友達クラフトを予定していました。
学校でも新しいクラスメートやお友達ができたと思います。
自分の想像する「お友達」を作って、名前もつけて・・・と予定していたのですが、描き始めてすぐ、「肌の色が黒とか変すぎでしょ!」「人間じゃない~」「かわいそう~!」という言葉が出ました。(あくまで子供のイノセントな発言です)
そうなんですよね。肌の色は肌色で、目や髪の色は黒か茶。日本の小学校ではそれが当たり前の光景かもしれません。(この地域では特に)
ということで、"Stop what you're doing." (手を止めて)
真剣に説明しました。
「肌の色が黒い人・茶色い人もたくさんいるし、真っ白な人もいるんだよ。髪の色も、黄色や紫、白い人もいる。みんなはまだ知らなくて当たり前だけど、世界には見たこともないような、いろ~んな人がいるんだよ。おかしいことは何もない。」
子供のうちから、「自分の知っていることがすべてではない」ということを”理解”はできなくても、どこかで知っていてほしいです。
コロナでますます「外国」を身近に感じられなくなった日本です。観光客はどこにもいません。アメリカに住む友人からは「日本の鎖国すごいね」と言われました。
こんな時こそ、意識して外に目を向けなくてはいけないな、と強く思います。
見た目だけではありません。大人でも字が読めない人もいる。家族がいない人もいる。他人とうまくコミュニケーションが取れない人もいる。性別が当てはまらないXジェンダーの人もいる。
世の中には人の数だけ「自分と違う人」がいるんです。
子供が、自分の思う”普通”じゃない人と出会った時に「かわいそう」ではなく、「その人」が見えるようになって欲しいです。「否定」より「肯定」ができる方が絶対人生楽しいから。
・・と、色々考えさせられる子どもたちの言葉だったのです。
そこで予定変更! 「友達」じゃなくてOK! 「好きなように”人”を描いてみよう!想像をふくらませて。顔が紫でも、三つ目でも、なんでもOK!」


